2024年7月27日に行われたパリ五輪の柔道男子60キロ級
準々決勝で永山竜樹選手とフランシスコ・ガルリゴス選手の試合が物議を醸し出し
SNSなどで一気に話題になりました。
「待て」と言われたが約6秒間ほど締め続けた
試合は寝技にもつれ込み、ガルリゴス選手が絞め技で応戦。
審判が「待て」と言うもガルリゴス選手の手は緩まず。永山選手は「待て」と言われて力は緩めたと言います。
審判が顔を近づけ、3回程待てと言うとようやく
手を緩めましたが初めの「待て」から約6秒ほど占め続け、永山選手は落ちてしまいました。
結果、一本負けで敗退となってしまいました。
誤審敗退に納得できず握手を拒否 畳から降りず
落ちてしばらく立てなかった間にガルリゴス選手の勝利確信に会場は声援と拍手に包まれました。
永山選手がなんとか立ち上がり胴着を直している間、
意識が朦朧(もうろう)としているのかあまり状況がわかっていないように見えました。
判定はガルリゴス選手の一本勝ち。
永山選手両手を広げるジェスチャーをし講義、ガルリゴス選手の握手を拒み、5分ほど畳から降りなかったそう。
鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議していたが結果は覆らなかったようです。
周りの反応は?
日本の反応:殺人未遂ではないか?
「待て」がかかってから約6秒間、力を抜いて無抵抗な相手を締め続ける事は極めて危険で
殺人未遂にもなりかねないというコメントがたくさん寄せられていました。
こんなことあっていいの?」「こんな危険な反則が許されるのか」「完全な誤審だろう」「待てがかかった後も締め続けたガリゴスにスポーツマン精神はないのか」などの批判の声が殺到した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8c74f2395ec24332944daafb60944631699b2d
筆者も中学、高校と柔道をしており絞め落とされた事は何度もあるのでどれだけ危険かはよくわかります。
ましてやプロの柔道家となりますと6秒間締められたら簡単に気を失います。
スペインの反応:人種差別ではないか?
一方、会場では永山選手が握手しないことに「無礼だ」「人種差別(チニト)」だとブーイング。
海外の方からも様々なコメントが寄せられていました。
会場が広く、遠くから観ている方や、観ている角度によってはあまり状況がわからず、
永山選手が講義をしたり握手を拒否した理由に気づいていないのではないかという可能性もあるかと思います。
こういう内容はかなりセンシティブな話になってきますが、
状況を理解しているスペイン人は「誤審」と思われている方もいるみたいです。
ガルリゴスはなぜ「待て」を無視した?
あくまでも憶測になりますが、考えられる可能性は以下が考えられます。
・会場の音がうるさく聞こえなかった。
・審判の声が小さく聞こえなかった。
・初めの「待て」がかかった時、永山選手が既に落ちており、ガルリゴス選手が動けなかった。
ガルリゴス選手が意図的ではなければ「待て」が聞こえなかった可能性が高いですが、
映像を見るだけではなかなか判断は難しそうですね。
まとめ
永山選手はその後、スペイン人のサルダラシビリ選手を破り銅メダルを獲得しました。
試合後はしっかり握手を交わしてましたがあまり笑顔は見えなかったように思います。
なかなか後味が悪い試合になってしまい、本人の中ではそれでも複雑な気持ちだと思いますが、
素晴らしい試合だったと思います。次回は是非、金メダルを獲得してほしいです!
パリオリンピックでは何かと話題が耐えないですね。
他にもオリンピックで話題になった事をまとめているので良かったら見てくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。